塗料用標準色とペイントカラー検索システムのQ&A集
■ペイントカラー検索システムのよくあるご質問です。
マンセル値について
- ・検索システムのマンセル値検索で探している番号が出てきません。マンセル値が存在しないのですか?
- マンセル値は色を測定して、計算して出す数値です。
「色の数だけ」マンセル値で示せます。
ペイントカラー検索システムは塗料用標準色の色票番号確認のために作っております。
そのため、塗料用標準色に掲載されていないマンセル値は「該当する色がみつかりませんでした。」と表示されます。
「範囲検索」をご利用いただくと、マンセル値の近い色を探すことができます。
- ・日塗工の色票番号ではなく、マンセル値だけで指定されました。マンセル値が同じ色票番号があるのですが、同じ色と考えていいでしょうか。
- 塗料用標準色に表示されているマンセル値は実測値ではなく、分かりやすい数値に区切った参考値となっています。
マンセル値は色の測定条件や測定機器などにより、同じ色見本であっても異なる数値が算出されるため、参考値のみを表示しています。
そのため、マンセル値が同じであっても、塗料用標準色と他の色見本の色票を比べると、色が違っている場合があります。
マンセル値しか指定がない場合は、必ず塗料用標準色の色票をご確認の上、改めて色票番号で指定をいただいてください。
- ・お客様から指定されたマンセル値で塗料を注文したい。
- マンセル値は色々な団体・企業が発行している色見本にも記載されています。
しかしながら、マンセル値では正確な色再現は困難です。
実際に色が塗ってある色見本があれば、それに合わせて調色してもらえる可能性があります。
まずは、マンセル値をご指定された方に、参照された色見本がないか、ご確認下さい。
または、「マンセル値検索」を用いて指定されたマンセル値と同じ、もしくは近似のマンセル値の色票番号を探して、ご発注元様にその色をご確認いただき、改めて色票番号で指定していただいてください。
色の照合
- ・パソコンやスマホで色を表示して色票番号を決めたい。
- 電子機器・アプリ・画面の仕様や設定により色の表示がかわってしまいます。
また、画面上での色は塗料の色とは発色が異なるため、正確な色の再現はできておりません。
必ず実際の塗料用標準色で色をご確認下さい。
- ・RGBや16進数カラーコードが知りたい、RGBや16進数カラーコードから色票番号を探したい
- RGBや16進数カラーコードはパソコンや電子機器などで色を表示するための方式です。
- 電子機器・アプリ・画面の仕様や設定により色の表示がかわってしまいます。
また、画面上での色は塗料の色とは発色が異なるため、正確な色の再現はできておりません。
- 必ず実際の塗料用標準色で色をご確認下さい。
- ※検索結果にはRGB値も表示されますが、赤い色が茶色く表示されたりしますので、おおまかな色のイメージしか把握できないものとお考え下さい。
- ・CMYKが知りたい、CMYKから色票番号を探したい。
- CMYKは印刷インキで色を調色する場合のインクの比率です。
塗料と印刷インキでは発色が異なるため、互換性がありません。
改めて塗料用標準色の色票番号でのご指定をお願いしてください。
- ・写真や画像を送るので、色票番号を教えてください。
- 写真や画像となった時点で、実物の色とは変わってしまっています。
その原因としては、撮影条件、撮影機器、画像処理の条件、画像表示する機器の条件などがあります。
塗料用標準色をお手元にご用意いただき、比色マスクをご利用になって、色を照合して下さい。
(比色マスクの使い方→)
- ・他の色見本帳の番号が知りたい
- ペイントカラー検索システムに一部の色見本帳の色票番号をご確認いただけるようになっております。
(登録色見本帳一覧)
ここに掲載がない色見本帳につきましてはデータがございません。
塗料用標準色について
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- ・大きいサイズの色見本がほしい。
- (一社)日本塗料工業会ではポケット版とワイド版のみのお取り扱いとなっております。
塗り板見本や大きいサイズの見本は、ご発注予定の塗装業者様・塗料販売店様などに
ご相談くださいますようお願いいたします。
- ・比色マスクってなんですか。
- 色の印象は、色が塗られている面積にもよって左右されてしまいます。
同じ面積で色を比較できるように、比色マスクをポケット版に添付しています。
ご利用方法はこちらをご確認下さい。
- ・塗料用標準色は何分つやですか?
- ポケット版・ワイド版ともに全つや(10分つや)です。
2019年K版以降、ポケット版には内装用のつや消しの色票も、一部の色についてのみ、掲載されています。
- ・半つや、つや消しの見本がほしい。
- ご発注予定の塗装業者様・塗料販売店様などにご相談くださいますようお願いいたします。
なお、2019年K版以降、ポケット版には内装用のつや消しの色票も、一部の色についてのみ、掲載されています。
- ・過去の塗料用標準色に載っていて、今は掲載されていない色を指定されたのですが。
- 一度でも塗料用標準色に掲載されたことのある色票番号は全て、検索システムで掲載版(年度)をご確認いただけます。
併せて、塗料用標準色の近似色も検索していただけます。
近似色より最新版に掲載されている色を特定し、ご依頼主様に塗料用標準色で色をご確認いただいてから、改めて色指定を受けてください。
- ・どうして塗料用標準色の有効期限は3年間なんですか。
- 各色票は塗料を塗って作成しているため、時間がたつと変色・退色がおこります。
見本の色と仕上がった色が違うというトラブルを防ぐため、有効期間を発行から3年間としています。
なお、ご使用方法によって、よごれやこすれ、変退色の程度には差が生じます。
- ・どうして塗料用標準色の色は版が変わるたびに追加・削除されるのですか。
- 色にも時代の流れとともに流行があります。
塗料用標準色は実用性の高い色を選んでいただくためのツールとして製作しておりますので、2年に一度、掲載色を見直しております。
色は最新版にてご確認下さい。
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